当院の精密根管治療（歯の根の治療）

むし歯が進行し、歯髄、つまり歯の神経まで病巣が達して重症化してしまった場合には、「根管治療」という歯の根っこの治療をしなければなりません。根っこの部分（根管）は細く複雑な形態になっているため、肉眼では確認しづらいところです。しかしうっかり雑な治療をしてしまうと、すぐにむし歯が再発したり、歯の根っこが折れたりしてしまい、抜歯を余儀なくされることになりかねません。

当院では、少しでも患者さまの生まれ持った歯を長持ちさせるために、丁寧な根管治療を行っています。

根管の奥深くに入り込んだむし歯の病巣をすべて除去するためには、精密な治療が必要となります。そこで、当院では、肉眼の５～20倍にまで拡大して見ることができる歯科用の顕微鏡「マイクロスコープ」を導入。歯科治療においてはまだまだ普及しているとは言えない最新機器ですが、当院ではマイクロスコープを院内に５台設置して、精密な治療を実践しています。

根管治療で重要なのは、むし歯の病巣をキレイに取り除くことです。病巣は、歯の根っこの部分である根管の内部にまで入り込んでいます。根管の内部は縫い針くらいの細さしかない管状になっているので、取り除くためには緻密な手技による治療を必要とします。

当院では、より的確に根管治療を進めるために、治療に用いる器具や薬剤にもこだわっています。なかでも、根管治療に使用する道具「ファイル」については素材にまで徹底的にこだわって選んでいます。

根管治療では、ステンレス製のファイルが使用される場合が多いのですが、当院ではニッケルチタンという金属でできたファイルを採用しています。ニッケルチタン製のファイルは、ステンレス製のものに比べると高価なものです。しかしながら柔軟性に富み、患者さまによって異なる複雑な造りの根管に対する治療にも、臨機応変に対応することができます。

そのため、患者さまの歯を長持ちさせるために最良の治療を行いたいと考える当院では、迷わずニッケルチタン製のファイルを導入しています。